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今日の一枚

2020年9月3日 へそ出しルックから考える「おじさん学」 はコメントを受け付けていません。 Views: 48 Diary, info

へそ出しルックから考える「おじさん学」

もう9月である。早い。あと4ヶ月で今年が終わる。無駄な焦燥感に包まれながら、打ち合わせで電車に乗る。

対面の席にへそ出しルックの女子がいる。マスクで顔半分が見えないけれどハーフさんみたい。口元は想像の世界だが美しいことがわかる。そしてへそ出しルック。細いわけではない。黒のパンツに絞られたウエストはパンツにちょこっと乗っている。おじさんはそんなぷっくりとした健康的なおなかがとても好きだ。

いい。女子の腹はとても。美しいし、健康的で、そう未来を感じる。一方、私おじさんのおなかはどうだと。膨らんでいて、たるんでいて、毛が生えている。妖怪のようだ。ようだと遠慮することはない。妖怪だ。まぎれもなく。

ここで想像してみる。私がへそ出しルックをしたらどうなるか、と。もう事故でしかない。

と思うのはもしかしたら最初だけなのかもしれない。おじさんだって暑い。暑いのでへそを出している。ファッションは既成概念をぶち破る「挑戦」であるとそれらしいアンチテーゼを掲げたら、もしかすると1週間もしたら市民権を得るかもしれない。

そんな想像を膨らませながら、対面に座る女子の腹を見る。変態である。

ではどんな色のTシャツやしいてはYシャツで腹を出したら受け入れられるのであろう。カワイイ系か、それともカッコいい系にまとめてギャップ萌えを狙うか。うーん、ギャップ萌えかな、いや、かわいい系の方が無難かもしれない。まぁ、どちらも無難ではないことは確かであるのだが、こんなとがった企画でも、無難を考えてしまうことはやっぱり逃げであるのか、そんなどうでもいい思考が走る。

かわいい系に走り、おなかの毛を剃り、ボディクリームで手入れをする。それは少しでも女子に近づく行為でしかない。でも、それは違う。おじさんであるべき、おじさんのおなかをさらして新しい文化を作る方が何倍も楽しい。昨今は、メタボだ、メタボだ、トクホだ、メタボだ、とカロリーの高い食品を提供しながら、「痩せなくては悪である」という逆行した状態で、おじさんは右往左往するわけだ。おいしいから食べちゃいますよね、でもこの黒ウーロンを飲めば太りませんよと黒ウーロンに手を出し、大盛り無料ですよ、とトラップがかけられ、じゃぁ大盛にと答えて、「おなかやばくないですか?」と誰もそんなことを言ってないのに、視線にびくびくする。

でも、待ってくれと。おなかが出てて何が悪いんだと電車ではたと気が付くわけです。おっさんの私は。おなか出ててもいいじゃないか、太っていて何が悪いのだろうと。太っちゃうからと1日仕事を頑張ったあとのビールをやめておく。そんな人生ほどつまらないものはないじゃないかとワタシは思う。昨日は飲みすぎちゃったな、ってにこっと笑いながら、今日も飲む。おなかのことは考えなくていい。そんな人生のほうが何千倍も楽しい。

なぜ、太ってはいけないのか。健康?いやいや違う。女子にモテなくなる?いやいや細くなってもモテません。じゃぁ、何かというと、健康食品が売れなくなるからだ。危機感を持ってもらわないと、健康食品が売れなくなる。だからCMなどで痩せるといいですよーと頭に植えつけられる。ほら、メタボはダメですよ。だからこれを飲みましょう。ほらこのままだと危ないですよ、これを試してみましょうと無駄に焦らせる。ほら、9月になっちゃいましたね、と同じです。

って長々と書いたのですが、まとめると、私はデブです。これからも痩せるつもりはありません。ということに帰結します。健康的なへそ出しルックの彼女だって10年のすればおなかが出ているかもしれない。芸術的なおなかと、自分のおなかを比較して、なぜ太ってはいけないのだ、と考察してみました。まぁ、長くなりましたが、美しいものを目の前にして、開き直ったというのが正しいかと。

今日もビール飲もうっと。

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