鬼滅の刃 R12の意味

今日はいい夫婦の日だなぁ、とふと思いながら、息子と二人で『鬼滅の刃』の映画を朝から見に行きました。いつからいい夫婦の日っていわれるようになったんだっけ?去年?それとも今年から?と思いながらバスに乗り、二子玉の映画館に到着すると開演1時間前という微妙な時間ができました。

駅まで戻って二人でカフェ(といっても、コーヒーを飲むわけではなく、ジンジャーエールでした。まだコーヒーを飲まない生活が続いています)。カフェに行こうよって話すと息子は「ボクはコーヒーは飲まないからね」といい、ボクは「いいよ、コーヒーを飲むふりをしてくれればいいから」「そんなー」なんてどうでもいい会話をしながら、カフェに向かいました。

席をとってからご注文くださいとスタッフの方はいいますけど、バッグを置くわけではなく、席を取っていますよという証拠を何にしようかと思っていたら、息子が上着を脱ぎ始めました。斬新と思うのですが、いやいやここでトレーナーを脱ぐことはないと、「まず、お前が注文を決めてきなよ」とオーダーカウンターへ一人で行かせることにしました。機転が利くようにはなりましたが、頭の使い方が独特で面白くて好きです。大人になってもお腹を見せながら上着を脱ぎ、その上着を席に置くということを行うのかな?不安というか、ワクワクする感じが楽しくてしょうがあありません。

そもそも、席は2つあるから、トレーナー1つだけではオレの席はとられてしまうわけなのだが、それについてはどう思うのだよ、という言葉は心の中にとどめておきました。ほのぼのとした連休の中日の午前中の一幕。

それでも30分くらい時間が余っていたので、「どうする? 時間があるから一回家に帰る?」といいますと、「え? ダメだよ、バスに乗って20分で家に着くんだから、間に合わなくなっちゃうよ!」とまじめに答えてくれる、彼がとても好きなんです。まぁ、息子バカな話はココで終わりです。

今日観たのはR12の作品です。親御さん、ちょっと暴力的なシーンがあるから注意して12歳以下のお子さんが見るときは注意してね、という内容のものです。

鬼滅の刃を知らない人にざっくりと作品をまとめますと、

鬼が出てきます
鬼は人を殺して食べます
その鬼を倒すのが主人公たちです
鬼を倒すには特殊な刀を使って鬼の首を切らなくてはいけません(それか日光にあてる)

というものです。だから血は流れるし、鬼の首がシュパン!と切られ、おむすびころりんのように、切られた頭が地面を転がるシーンも登場します。

アニメが放映されて、このようなシーンは当たり前のように流れているのですが、今回R12指定が入ったのは「このシーンだな」というものをあらかじめご紹介しておきます。子どもに見せていいものかと悩んでいる方は参考にしてください。

鬼の術から逃れるために主人公が首に刀を当てて自害するシーンが出てきます。たぶんこれが一番影響を受けやすいでしょうね。血がドバーとか、腕がちぎれたり、鬼の首がゴロンとするとかは、初めて見るのであれば「え!?」ってお子さんも驚きますが、アニメを1話でも見ていればどーってないことです。でもこの自害シーンは気になる。

でも、ストーリー内でフォローが入っています。鬼の術から逃れるために、自害を繰り返すのですが、主人公は術にかかっていないときに、術にかかっているように錯覚して、現実の世界で自害しようとします。そのときに、仲間が「ここは現実だ。くだらないことで死ぬんじゃねぇ」というのです。このシーンをしっかりと見えれば大丈夫です。映画が終わった後に、お子さんと話をすればいいです。首に刃物を当てるシーンがあったよね、どう思った?って問いかけるのがいいと思います。

映画の終盤に主人公の先輩が死んでしまうのですが、死に際の言葉がものすごく心に響きます(ボクも泣いてしまいました)。具体的な言葉は思い出せないですが、家族への愛情や仲間への信頼・期待などが語られていたように思います。

心を揺さぶる「ふり幅」が大きいものが傑作なんです。

子どもに見せていいものか、自害するような影響を与えかねないアニメはどう扱えばいいんだなど、話題も豊富になるものです。心に問いかけるきっかけをくれるというだけでもすごい。そもそも、子どもが「見たい」と名指しで出てくる映画はすごいんですよ。学校での口コミがあるでしょうし、テレビの影響もあるでしょうが、ネットの掲示板を見ることがない小学生が見たいと心の底から思う作品。やっぱりそれはすごい力があります。

映画の帰りに書店に寄ったんです。そうしたら原作のマンガが22巻まであるのですが、ぜーーーーーーーんぶ売れてました。出版不況とかいわれてますけど、コロナで紙に触れるのが怖いとかいわれてますけど、そんなの無関係。空の棚を見て、そう思いました。こんなに紙が売れるんだ。やっぱりコンテンツなんですね、と痛感しました。売り方とかでもないんだなって思いました。すげえことですよ、鬼滅の刃。

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