MENU

ご来場をお待ちしております

2019年9月12日 Comments (0) Views: 108 Diary

アポ入れについて

今日はアポ入れ(アポイント入れ)について書きます。

編集や企画を動かすうえでアイデアも大切なんですけど、一番大切なのは「アポ入れ」です。アポ入れというと普通の人は「会う約束をする」ことになってしまうかもしれませんが、今回ご紹介するアポ入れは企画を動かすうえで「一緒にやりたいひとを口説く」という意味が近いかもしれません。

企画を立ち上げたら誰かに協力してもらわないと「何も」始まりません。それはイベントに来場するお客さんでもあるわけですし、取材させてもらうショップでもあるわけですし、出店してもらうブリュワーさんだったりします。なので、アポイント(口説き)がうまくいかないと机上の空論でしかありません。空想の世界を生きるだけです。こんなことができたらいいなーというのと、ページが出来上がることとの差はものすごくあります。考えることは誰でもできます。形にするのにはだれかの協力がないとできないことなんです。

と話したところで、いざ、アポイントを入れるってことになりますが、これがメールで行うひとがほとんどなんですよ。定型文を作って、BCCで一斉に送っちゃう人もいます。効率的にアポを入れて、返事があったところで企画を進めるという人もいます。

でも、それではいいページだったり、素敵なイベントは作れません。

効率的に動くとどうしても質が低下します。

何でなんでしょうね。

効率的に作るとどうして質が低下するのか。

いろんなケースがあると思うのですが、一番の問題は「ウソっぽく聞こえちゃう」んですよね。熱意が感じられないからメールを読んでも「ポイ」って捨てっちゃう。まだ目を通してくれるだけ「まし」です。そもそもメールで読んだことすら記憶に残りませんし、読まずに「削除」ってこと、結構あります。

スマホで会社のメールを瞬時に読めちゃうのが当たり前な人からすると、店主やオーナーがお店のメールを1週間に1度しか見ないという事実や、ジャンクメールばかりなのでメールを見ないという人も結構いるということが理解できないんです。

メールを送ったのに1週間たっても返事がない。「なんで返事がないんだ?」って思うんでしょうね。返事がないから、もう一度メールしてみる。また返事がない。あっという間に1か月たっちゃいます。でも、しっかり調べて「ここしかない!」と思って直接話をしにいけば、1日しかかかりません。手間がかかるようですが、実際は一斉メールを送ったほうが時間がかかります。不思議ですね。

そもそもメールに信ぴょう性を持ってない人たちにメールをしているのですから「あなたのメールを読んでいない」ということに気が付きません。飲食店の注文は電話やファクスが主流ってこともわからなかったり、LINEやFacebookのメッセンジャーなどのSNSを使ったとしても、それはかなり仲のいい仕入れ先だったりしますので、メールでのやり取りが非常に少ないんです。メールを使っていないということに気が付いていないんですね。

電話だって営業が多いから鳴っても取らない人は多いし(ホットペッパーなんて毎日2回とか営業の電話が入ります。フリーダイヤルは出ないという人も多いです。それならば電話を設置しないっていうお店も増えていくと思います)、雑誌の取材申し込みをしたところで「これって広告ですか? 掲載料ってかかりますか?」っていわれることがあります。以前取材なので協力したら、「広告」で、掲載料を泣く泣く払ったってことがあったんだということがわかります。

ヒドイということしか言えませんが、現実にそんな詐欺まがいなことが行われているんです。悲しいことですが。

そんな心ない人たちのおかげで、雑誌や書籍の仕事が非常にしずらくなっています。おかげさまで。


要では以下のようにアポイントを入れていきます。
非常に根本的で基本的なことなのですが、このようにアポを入れている人は非常に少ないのが現実です。

直接訪れて話をします。レストランの場合はまず料理を食べにいく(味はもちろん、雰囲気などを見て掲載に値するかを確認します)
出版社の仕事を請け負う場合、可能な限り直接アポイントを入れます。

「急がば回れですね」

と自分が丁寧にアポイントを入れているといわれることがあります。確かにそんな面があるかもしれませんが、実際は違います。人と人がかかわることにはしっかりと時間を使って相手を愉しませたいと思っているから、なるべく相手にあって話をするようにしています。非常に手間ではありますし、時間もかかるし、なんといっても断られたら恥ずかしいという気持ちもあります。でも、そこにこそ「自分がやる仕事の意味」ってあるんですよね。

相手があること。相手の時間を奪っていることをわかっていること。そして、自分がやりたいことを自分がしっかりと見えていること。それらがとても大切なんです。

例えば企画の詰めがあまいとき、直接話をすると「ここはどうなってるの?」と突っ込んでくれます。あっ、そうか、ここは金額をしっかりと伝えなくてはいけないとか、この部分は天気が崩れた場合はどうするか説明しなくてはいけないなど、突っ込まれるたびに企画がシャープになっていく。

それとこれが大きいのですが、人を見る目が養われていきます。この人は忙しすぎてこちらの話をほとんど聞いてくれないな、とか、忙しいのに、仕事に信念・プライドを持っている人だなと肌で感じることができます。そんな積み重ねができてくると、全然違った企画なのに「あっ、あの人に声をかけてみよう」とふと思い立つことがあります。そんな引き出しが増えると、企画はぐっと面白くなります。

たとえば、猫の企画を進めていたら、猫が嫌いなんだけどなぜか猫を保護している人を思い出したり、すし職人なのに、実は魚が大嫌いだったりとか。そんな対局ともいえる人をふと思い出したりします。こんな引き出しを増やすのは「無駄とも思えるような」時間をかけたアポイントを幾度となく繰り返してきたからとしか言えません。

時間がかかること。効率的ではないこと。最近はそれを避けることが「美」であり、「当たり前」のこととしていわれます。でも、そうでしょうか。いろいろな仕事に携わっていますが、そこにこそ面白みはあります。恥ずかしいからやりたくない、汚いからヤダ、きついからやめたい。そんな負のことを代わりにやってあげる、これこそが仕事なんですよね。

仕事はきついこと、厳しいこと。

と言っているのではありません。

一般的に「嫌なこと」を楽しいことに変えること。これができれば、ほら、人生はめちゃくちゃ楽しくなります。ものの捉え方とか、見る角度を変えることでいくらでも「きついこと」は楽しいことへと変わっていきます。頭を柔軟にすること。発想を変えてみること。これをするだけで、お金にもなるし、お客さんに喜ばれます。素敵すぎますよね。

アポイントを入れるお仕事もお引き受けいたします。お気軽にご連絡くださいませ。
※ただし、楽しくない企画はお引き受けしませんのでご了承くださいませ。

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someonePrint this page

Tags: ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です