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役割が終わろうとしている

香港の両替は「重慶大厦」で

2019年2月27日 Comments (0) Views: 111 Diary

ガイドブックの作り方

https://www.34insatsu.com/column/log/eid45.html
こんなページを見つけて何気なしに読んでいたところ、そうではないなと思うところがちょこちょこあったので備忘録として書いておこうと思った次第です。

私はガイドブックの制作に携わって18年くらい。いろいろなシリーズの立ち上げや改訂などに携わってきたので、そのエッセンスを紹介したいと思います。

◆作り方

<ゼロから作る場合> ※いずれも海外旅行ガイドブックの作り方

1)まず類書を集めます
2)政府観光局があれば資料をまとめてもらいに行く
3)資料を整えてまずは一度遊びに行く(リサーチ)。その時に現地のコーディネーターに会っておく
4)帰ってきたら企画だて。切り口、ターゲット、予算、出版時期、部数などを決めます
5)企画にそってページ割(台割)を作成
6)物件選び、アポイント開始
7)取材 ※このときに航空会社やホテルにバーター依頼をします
8)執筆、デザイン、校正(記事内容のチェックのことです)を経て下版します(下版とは校了し、印刷をかけることです)
9)出版

※最近の出版社ではすでにさまざまな国の写真や文章を持っていますので、それを使って新しいシリーズを作ることが多くなっています。予算が少なくて済むことと、制作期間を短縮できます。場合によっては持っている素材が半分以上で作り替える新シリーズなどもあります。



<改版>

ガイドブックは定期的に改訂作業を行っています。毎年改版するもの、2年で改版するものなど地域によりいろいろあります。

1)流用するページと新規で作るページを分けます
2)流用するページの記事内容を確認します(確認方法は取材、日本からのメールなどで確認したり、現地のコーディネーターが確認する場合もあります)
3)新規ページは上記<ゼロから作る場合>と同じようにリサーチから入ります。
(リサーチは現地に赴くこともあれば、現地スタッフによるリサーチ、場合によってはウエブで検索、他誌を参考にするなどいろいろです)
※現実的には他誌を見て、現地スタッフにメールなどで問合せというのが多いです。

4)以降は上記と同じです。

◆予算

出版社からの依頼、政府観光局からの依頼など、依頼先により予算は大きく変わってきます。出版社の場合は200~500万円程度が多いです。政府観光局などは出版社よりも予算が潤沢で1000万円程度ということもあります。出版社と政府観光局以外に、航空会社のキャンペーンで配る冊子などの依頼もあります。予算は政府観光局寄りの500~700万円くらいです。

◆写真や文章の版権

ほとんどの場合は出版社が保有します。出版社はこれらの版権の買い取りを行い、制作プロダクションが次年度以降変わったとしても、次のプロダクションが使えるように対処しています。製作前に契約書を取り交わすこともあります。

以上がガイドブックの作り方です。いかがでしたでしょうか。



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