焦りを止める方法

焦るは「文化」との闘いです。

こうしたらいけないという既成概念と自分の行動をすり合わせて、ずれているのをどうにか直そうとするために焦ります。


その焦りを止めるにはどうするか。極論すれば、言い訳が上手になれば焦ることは一切なくなります。

たとえば、遅刻。あと5分早く出ればよかったのにと駅までの道を走ることがあると思うのですが、メールで電車を逃してしまったので10分遅れますと相手に伝えればゆっくり駅まで歩くことができる。焦りとさよならできます。大切なのはどうしたら楽ができるのか考えることです。

楽というと悪に感じますが、楽をしないと人は転んでけがをしたり、事故を起こしたりと問題は拡大します。2次災害を引き起こさないように、落ち着いて行動することが必要です。そのために「言い訳」が上手になることが大切です。

仕事の納期も同じ。納期を大切にすることよりも、仕事の質が高い方が自分の評価も上がりますし、相手もうれしい、いわゆるwin winの関係が築けます。

・納期は守るが品質が低い人
・1日遅れるけれど上質な仕事をする人

アナタなら、どちらのひとと付き合っていきたいですか?

だから、言い訳が大切なのです。遅れる場合、「予想以上に手間取っています」「ほかの仕事が立て込んでいてなかなか着手できませんでした」というチープな言い訳より、

「もう少し精度を高めたいので1日だけください」と言ってみてください。たぶん、世界が変わります(変わらなかったらごめんなさいwww)

だから、上手な言い訳が何よりも大切なんです。

言い訳がうまくないという人もいますよね。それはあきらめているだけ。言い訳が大切で、うまく言い訳ができれば焦ることもなく、時間を確保して相手に待ってもらうことができる。そして相手もとくに怒らない。こんな素晴らしいことはありません。だから、上手な言い訳を考える、誰かからパクる、方法はどうでもいいですが、上手な言い訳ストックを心のタンスに増やしておいてください。

言い訳するのはポリシーではないから、ボクは頑張るんです。ハイ、どうぞ。でも事故を起こしたり、質が低下したりしても知りませんよ。たぶんね、そんな人たちは生涯を通して焦っているんだと思います。

焦りの鎖を切ることを知らないで一生を終える、それもまた人生でしょう。でも、ボクはそんな人生は嫌なので、上手な言い訳を使って焦らない人生を送ります。

電車が発車しそうだから走る人も同じです。次の電車でも間に合うのであれば、次の電車に乗ればいい。息が上がることなく、ホームで本を読んだりメールを送ったりと充実した、次の電車が来るまでの時間を過ごせます。

効率的に人生を使いましょうって言いますが、そんなことは知ったことかと思います。言い訳がうまければ、ずーーーーーっと好きな動画を見続ける人生だっていいじゃないですか。焦って、電車に乗って、納期を気にして仕事して、ようやく作った時間で動画を3倍速で見る。そんな人生ではなくて、好きな動画を倍速しないで、ずーーーーーっと見る人生を送りたいですよね。


最後に、いくつかボクが実践している「焦らないようにする独自ルール」をお伝えします。

アポを取るときは「何時何分」と決まった時間を伝えるのではなく、可能なら「何時ごろ」と伝えます。たとえば15時頃伺いますねと伝えておけば、15:10に伺ってもいいし、14:50に伺ってもいい(前のアポが早く終わってしまった場合に前倒しで訪れるなど)。

納期については先ほどお伝えしたものをほぼ実践してます。納期が無駄にきつい仕事は次回以降、引き受けないようにしています。

お金で解決できるものはお金を払ってしまいます。仕事では自分が新しい技術を習得するよりも、プロに頼んだほうが何倍もいいものができる場合は惜しみなく払ってしまいます。それで自分の時間を作ります。家事もそう。家電を入れてしまえば自分が楽できるなら買います。

以上です。追記情報は随時加えていきます。

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