ほぼカニとキャバクラの違い

スーパーで具材を調達していたときに、ほぼカニという素敵な食材に出会ったので買ってみました。パッケージに書いてある、ほぼカニという言葉よりも、

「※カニではありません」

という言葉が強力過ぎて面白い過ぎます。味も食感もほぼカニです。めちゃくちゃうまい。値段も200円前後とカニカマの2倍くらいですが、味は10倍くらい美味くって、コスパは最強です。平たく言えばめちゃくちゃに、安くてうまい。最高の食材でした。

でも、さっき紹介したひとことがとても効いているんですよ。どんなにうまく調理しても本物のカニにはならないし、どんなに美味しくてもこれはカニではないということを表しています。これを見て、またまたー、本当はカニなんじゃないの?と思う人はまずいないだろうなぁと思いました。つまりはこれがカニであると気がつかないで、将来、実は違っていたという悲劇には絶対に発展しないわけです。

悲劇と言えば、キャバクラがあります。あんなに通ったのに、あの子とは付き合えなかった、あくまでもお客さんですからと言われてしまった。場合によってはお店の出入り禁止になることもあります。店の入口に

当店のスタッフがお客さんに好意を寄せることは絶対にありません。

という注意書きがあればわかるのですが、そんなものはないので悲劇に発展してしまうケースがあります。僕の知り合いもそんな悲劇の主人公を演じてしまいました。

知り合いが言うには、わかっていたけど、気がついたらそんな気持ちになってしまっていた、というのです。ここでしっかりとほぼカニのように注意書きがあったらどんなに良かっただろうと思います。

この違いはなんなのだろうと掘り下げてみました。

まずは値段が違い過ぎますね。ほぼカニが2500円だった場合、本当にカニではないの?と疑う人が出てきますよね、たぶん。それと同様に、キャバクラが1時間1500円とかで、入口に注意書きがデカデカと書かれていたらだれもこの綺麗な女性と恋仲になれるかも?って夢は抱かなくなるのかもしれません。

中身もそうです。もしかしたら100パック中に1パックくらいは当たりで本物のカニが入っている商品だったら、もしかしたら?と疑う人は半分くらいに激増です。キャバクラも同じですね。100人のキャバ嬢と出会ってみたら、1人くらいは恋愛に発展することもあるかも知れません。でも、大抵は1人か2人出会って好きになってしまうという幻想に包まれるか、3人目で飽きてしまうのがほとんどです。

ここまで書いていてふと気がつきました。どちらもしっかりとお金をかけないと楽しくないんだなぁって。ほぼカニは本物のカニと比較したら楽しいでしょう。ひとつはほぼカニ。もうひとつは本物のカニ身を入れたタラバガニの缶詰(2500円くらいします)。これを目隠しして食べされたらわかる人はいるのか?という遊びです。かなり盛り上がるでしょうね。

キャバクラもそうです。惜しげもなくお金を使ってお店のNo. 1にしてあげたら、付き合うこともできるかもしれません。1時間2000円のお店にいくら通ったって、あまりお金を出さないのであればもしかして本物のカニになることはないんだなぁと思いました。

ほぼカニは本物のカニが高くて買えないから買うのではなく、カニとの比較を楽しむ食材でした。それと同じく、安いキャバクラに行くなら、恋愛などには発展しないと肝に銘じておくのが一番楽しいですね。

そんなどうでもいいことを考えながら、スーパーの練物売り場で、そう言うことかと独り合点している不思議な勤労感謝の日、でした。

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