読書と僕

辻村深月(みづき)

かがみの孤独

森絵都(えと)

リズム、風に舞い上がるビニールシート

佐藤多佳子

聖夜
第二音楽室
明るい夜に出かけて(ラジオリスナーの話。楽しいけれど、感動まではしなかった)
いつの空にも星が出ていた(ベイスターズを応援する4つの話)

角田光代

対岸の彼女
あしたはうんと遠くへ行こう(とにかく恋愛気質の女性。最後はスリランカに行ってしまった彼氏を追う。父親が夜訪れて酒を飲む夢がシュール)
八日目の蝉(幼児誘拐がテーマ。オームっぽい宗教団体が出る。最後に子どもと誘拐犯がすれ違うフェリー乗り場の描写が素晴らしい。誘拐犯が捕まるときに子供にいった「まだこの子は朝ごはんを食べていないんです」という会話がすごかった)
だれかのいとしいひと(短編集。誕生日休暇がよかった。誕生日に休暇をくれる会社で無理やりハワイに。そこで明日結婚するんですという男性とワインを飲む)
空中庭園(ダンチに住む家族にまつわる短編集。ラブホテル野猿で出来た長女、浮気を続ける父親など。角田さんっぽく相変わらずに暗くて重い空気が漂っている)

一色さゆり

ピカソになれない私たち
神の値段(日本人画家のミステリー)
嘘をつく器(黒い器のミステリー)
飛石を渡れば(茶室にまつわる祖母、修子さんの話。茶道に触れたくなる)
コンサバター(大英博物館の天才修復師の話。和時計、葛飾北斎、パルテノン・マーブルなど)

原田マハ

楽園のカンヴァス
デトロイト美術館の軌跡(作品たちを友達と呼ぶおじいさんの話)
ハグとナガラ
暗幕のゲルニカ(傑作。ゲルニカをめぐるストーリー。ラストが素晴らしい。)
アノニム(ジャクソン・ボロックのナンバー1Aをモチーフにした作品。アノニムという美術グループが世界的な悪徳コレクターを出し抜くというストーリー。一色さゆりさんの神の値段に似ている).
リーチ先生(傑作。バーナード・リーチと陶芸家、沖亀之介の話。イギリスと日本の陶芸の架け橋)
異邦人(いりびと)(京都が舞台。日本画の大家の養女となっている作家と、東京の美術館副館長女性が生み出す女性たちの自立と血の強さ。作家が作画する景色の描写が素晴らしい)

恩田陸

蜜蜂と遠雷

古内一絵

最高のアフタヌーンティーの作り方
さよならの夜食カフェ
女王さまの夜食カフェ
マカン・マラン
きまぐれな夜食カフェ

伊集院静

なぎさホテル

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Email this to someonePrint this page